今回取り上げるのは、「ぶり」です。ぶりは傷みも早く鮮度が命の魚です。そんなぶりは、これからの時期、脂がのった寒ぶりといわれ最もおいしい時期です。ぐるめ亭では、その寒ぶりをしゃぶしゃぶにして握りでお出ししています。ぶりのことや栄養素などをもっと詳しく知って美味しく・賢くお召し上がるための参考になればと思います。
●出世魚のぶり
ご存じの方も多いと思いますが、ぶりは出世魚で大きさにより呼び名が違います。関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名が変わる「出世魚」で有名ですね!ちなみに各地で呼び方も違うようで例えば関西だとツバス → ハマチ → メジロ→ ブリと呼ばれます。氷見のぶりで有名な北陸では、ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリと呼びます。ここでは関東の呼び方で説明をしますが、約20㎝の大きさのものをワカシと呼びこのサイズでも食べることができます。味はぶりと変わりませんがまだ小さいので脂がのっていないのでさっぱりとした感じです。イナダは約40㎝の大きさでワラサは約60㎝のおおきさのものを指します。ぶりは80㎝、8㎏以上のものをぶりと呼びます!この大きさになると脂がのって美味しさも増してきます。
●寒ぶりと普通のぶりは何が違う?
一年を通して食べられるぶりですが冬になると寒ぶりが市場に出回ります。この寒ぶりの時期は11月ごろから2月ごろまでの時期に水揚げされたものを寒ぶりといいます。丸々と太って脂がのりきった天然で親のぶりを寒ぶりと呼びます。ぶりは秋ごろから越冬と産卵を迎えるため餌を大量に食べます。栄養を多く摂取する時期なので栄養を蓄えた大きなサイズで水揚げされます。ですから冬場に獲れる寒ぶりは一年の中でも格別に美味しいのです。
●ぶりの栄養素
青魚は栄養価も高いのはお馴染みですが、ぶりも青魚で栄養素が高い魚です。青魚に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)がぶりにも多く含まれております。DHAは善玉コレステロールを増やす働きがあり、大人には動脈硬化・心筋梗塞 ・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病(成人病)に良いとされ、子供の場合には脳の成長などに良いとされています。EPAは血液サラサラが期待できる栄養素です。そして、ぶりには良質なタンパク質が含まれているので疲労回復やこちらも子供の成長に期待できます。その他にもビタミンB1・B2・ビタミンDなども含まれております。その他にも鉄分が多く火を通すと鉄分量が多くなります。このように栄養価の高いぶりは、食生活に取り入れたいひと品です。
●この時期に美味しい寒ぶりを贅沢にぶりしゃぶ握りで!
ぶりしゃぶ握り
冬の時期はとにかく魚介類が美味しい季節です。ぐるめ亭の魚介類は最先端の輸送技術で鮮度はそのままに安全な状態でお店に出しております。そしてこの時期に美味しい寒ぶりをぐるめ亭では、ぶりしゃぶの握りでお出ししております。さっと湯通しした寒ぶりを握りにのせて、もみじおろしでお召し上がりください。
ぶりしゃぶ握りと一緒におすすめしたいメニュー
ぐるめ亭自家製の肉寿司「ローストビーフ」
使用するのはアメリカ産のアンガス牛。アンガス牛は、肉料理を扱う鉄板焼き店などでも使用されている肉です。「真空低温調理法」なので旨味が凝縮されています。
蒸し牡蠣おつまみ
旨味が凝縮されフワッとした食感の蒸し牡蠣を贅沢におつまみでどうぞ。日本酒と一緒に冬に楽しみたい一品です。