今回は、子供にも人気が高い甘エビを取り上げたいと思います。甘エビは気軽に食べられますが意外と知らないことが多いエビです。そんな甘エビのことを説明しながらぐるめ亭自慢の甘エビメニューも紹介してきたいと思います。
●甘エビの正式名をご存じですか?
甘エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」です。漢字で書くと「北国赤海老」と硬い感じの呼び名ですね…
なぜ甘エビと呼ばれるようになったのでしょう… そのとろけるような甘さからそう呼ばれるようになったようです。(そのまんまですね…)
甘エビの生態をもう少し詳しく説明しましょう。
甘エビは大人になっても10㎝程度なのでみなさんが目にする甘エビは大人のサイズです。
甘エビは水深200から600m程の深海砂泥底で生息しています。この深さの生息なので氷点下のところで生活をしています。そして甘エビには衝撃的な事実があります。甘エビは生まれた時は全てオスとして生まれてきます。そして6歳ごろになるとメスになるのです。(6年も生きてきて10㎝程度の大きさにしかならないんだということにも驚きますが)ですから繁殖は6歳以前のオスと6歳ごろになったメスで繁殖をするという魚介類なのです。
因みに性転換をしていく魚介類はベラ科、ブダイ科、ハタ科、モンガラカワハギ科、ハゼ科など結構います。そして映画ファインディング・ニモでも人気となったクマノミもその仲間に当てはまります。クマノミの場合は体のサイズが大きい方がメスになって卵を作ることができるそうです。このように性転換していく生物を雄性先熟と呼ぶそうです。
甘エビについて何も知らなかったという方も多いのではないでしょうか?甘エビは知れば知るほど深いですね…
●甘エビの栄養価とカロリーは?
次に甘エビと栄養価とカロリーについて説明していきたと思います。その前に獲りたての甘エビは実は甘くないということをご存じでしたか?トロッとした甘みが美味しい甘エビですが漁獲したての時点では甘みがないのです。一晩寝かせることであのトロっとした甘みが生まれてくるそうです。肉でも腐る一歩手前が美味しいと言われているのと同じでそのギリギリのところが絶妙に旨味を引き出してくれるのでしょうね。
次に甘エビの栄養価について説明していきます。
先程の甘みの話に関連してきますが、この甘みの成分はタンパク質です。ですから甘エビは高タンパクです。タンパク質にはアミノ酸が含まれているので体内のエネルギー源としても期待できます。そしてビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも役立つ栄養価です。そしてもうひとつの栄養価としてタウリンを多く含んでいます。タウリンは栄養ドリンクなどにも含まれており疲労回復や脳卒中、高血圧などの予防にも有効とされています。
●甘エビのカロリーは?
甘エビは100gで90kcal弱です。100gだとだいたい10~12匹(大きさにもよります。)になりますが、頭の部分を取ってしまうとさらにさらにカロリーは低くなり身のカロリーだけを考えますと低いと思います。甘いので糖質が多いと思われるかもしれませんが100gで0.2g程度なので糖質も少ないのです。栄養素が高くカロリーが低いのも大人にも子供にも魅力的ですね!
●そんな甘エビの旬はいつ?
甘エビの旬はいつでしょうか?甘エビは1年中食べることが出来ますが、地域によって休漁期などがあり最盛期などもさまざまです。生態のところでも少し触れましたが気温の低いところで生活をしているので寒い時期が美味しいと言われています。
●おすすめしたい甘エビのメニュー
メガ甘えび
高タンパクで低カロリーな甘エビです。一匹ずつが小さいのでどうせ食べるならガッツリと食べたいですよね。そこでぐるめ亭でご用意しているのが「メガ甘えび」です。握りの上に乗せきれない甘エビの量!写真でご覧いただいてもおわかりの通りメガ盛りです。ぜひ、「メガ甘えび」をご賞味ください。
ぐるめ亭のメガ盛りシリーズはまだあります。
とろたくのっけ盛り
沢庵の軍艦の上に山盛りのねぎとろはねぎとろの程よい脂が食べ応え十分です。
オニオンサーモン
写真では見えないですがオニオンの山盛りの中にサーモンが食べ応え十分に食べられます。女性にも人気のひと品です。
見た目にもボリューミーなメガ盛りをぜひお召し上がりください!