ここ数年、不漁が続く秋刀魚ですが、2022年の漁獲状況や見通しはどうなのでしょうか?日本人の秋の風物詩を調べてみましょう。
●去年よりはマシになる?
2019年から漁獲量は、減少の一途をたどる秋刀魚ですが、3年連続で過去最低を更新しているというニュースもあります。今年はどうでしょうか?朝日新聞の8月によると水産研究・教育機構と漁業情報サービスセンターの調査結果では、来遊量は昨年より上回るそうですが、その量は依然として低い水準だそうです。三陸沿岸に近づくのが10月下旬を予想しています。秋刀魚の大きさも気候変動の影響なのか細身なものが多くなりそうだと予想されています。
【参照記事】
今年のサンマ、21年よりはマシだけど
https://www.asahi.com/articles/ASQ8D6W7PQ8BUNHB00B.html
秋の味覚、中国産マツタケ高騰 ナシやカキ割安傾向
https://news.yahoo.co.jp/articles/4abbf34e2cded1b4c5965f2b2e9a0a9d3655063a
●初物の秋刀魚は北海道から!?
日本で食べられる秋刀魚は、北海道沖に8月頃から来遊してくるものが、初物として漁獲されます。そしてこれからの時期は東北沖に南下して秋刀魚の最盛期となっていきます。その後、冬にかけてさらに南下して日本の近海で産卵期を向かえます。太平洋で冬場は、南の海域に生息し、産卵期を迎え春から夏にかけてまた、北の方へ向かい成長をしていきます。秋から冬にかけて温暖化の影響を受けずに1匹でも大きく成長した秋刀魚が増えるとことを願います。
●秋刀魚は炙って香ばしさを楽しみましょう。
近年の秋刀魚は、やや細身だと言われていますが、秋刀魚の醍醐味は炙ったり火を通すと香ばしさを増して美味しさが倍増しますよね。そして醤油との相性も抜群で日本の秋の味覚としては、欠かせない存在です。そんな秋の味覚秋刀魚を炙り大根おろしに醤油をかけた北海道から直接、空輸された「北海道産炙りさんま」をお楽しみ下さい。