魚類
3月が旬の魚は、とても多いですがここでは、いくつか代表的な魚をご紹介していきたいと思います。
鰆(さわら)
字をご覧いただければ一目瞭然で魚に春で鰆と読みます。鰆はサバ科の魚で、北海道から日本海や朝鮮半島などにも生息しています。成長順にサゴシ⇒ヤナギ⇒鰆(サワラ)と呼び名が変わっていきます。 関西や瀬戸内海周辺では昔から鰆が食べられており、大きさ70cm以上、重さ2kg以上のものを鰆と呼んでいます。やわらかく大きさによって味が変わってきますが、寒い時期ですと脂がのって美味しいです。
鮋(かさご)
鮋(かさご)は海水魚で北海道から九州南岸の太平洋沿岸、北海道から九州南岸の日本海までと幅広いエリアで生息しております。春になると漁の最盛期になり、食卓でお目にかかる機会も多くなります。鮋は、煮つけにしたり、唐揚げにしたりして食べる機会が多いです。
桜鯛(さくらだい)
桜鯛は、春先に獲れる真鯛を桜鯛と呼びます。真鯛の産卵期は3月~6月頃に内湾の浅瀬の方へやってきます。そして、体が桜色をして尚且つ桜の花びらのような模様に見える斑点があるのでそれを見て桜鯛というようになったと言われています。3月~6月に内湾の浅瀬に集まってくるのでその時期に多く桜鯛が獲れます。食文化で旬を大切にする日本人だからこそ桜の時期に獲れる桜色の鯛に桜鯛と名付けたのでしょう。
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貝類
浅蜊(あさり)
浅蜊はお味噌汁などでも良く食べられる貝で小ぶりで食べやすいのが特徴です。浅蜊は年中食べられますが、冬から春先にかけて旬になります。美味しいだけでなく、ビタミンA、B2、B12などの栄養価が豊富で、タンパク質や脂肪もあり貝類の中でも栄養が豊富な貝です。
黒ミル貝
黒ミル貝の旬は秋から春先に出荷量が多くなりますので、この春が旬の終盤に入ってきます。殻が黒いので黒ミル貝と呼ばれています。白ミル貝もありますが、黒ミル貝は本ミル貝のことを指します。色合いよく柔らかさと歯応えの絶妙な加減が溜まりません。
頭足類
ヤリイカ
ヤリイカは、沖縄、瀬戸内海、北海道東部海域を除く北海道から九州までの日本海沿岸及び、太平洋沿岸から、黄海、東シナ海東部に分布し、普段は水深30~200mmの砂泥底の海域にいて、海底から10m程のところで群れを成して生息しています。冬から春にかけてが産卵期になり、この時期が旬と言えます。甘さ控えめであっさりとした味が特徴です。
ほたるいか
ほたるいかは、日本海や駿河湾などで多く獲れます。ほたるいかは傷みが早く鮮度がすぐ落ちてしまうので水揚げしてからすぐに釜茹でにして出荷されます。ほたるいかの旬は場所によって多少異なりますが多くは3月から漁が解禁になり5月頃までが最盛期です。ほたるいかは、沖漬けや茹でて酢味噌で食べたりするのが一般的です。
春におすすめのかき揚げの具って何が良い?
今回は、3月の旬の鮮魚をご紹介致しました。ご紹介頂いたのは、ごく一部となりますが、この時期は、美味しく食べられる鮮魚が目白押しです。上記でご紹介した鮮魚以外にも、ぐるめ亭ではこの時期に美味しい素材をお寿司にしてご提供しております。ぜひ、この機会にご来店いただきまして旬をお楽しみください。