横浜・藤沢市の回転寿司ぐるめ亭。産地直送鮮魚を取り揃えてます

うなぎとあなごの違いって何?うなぎとあなごあなたはどっち派?

今回は夏の時期に食べたいうなぎとあなごの話です。見た目がとても似ているうなぎとあなごですが、生態や食の歴史などから比べてみてその違いを探っていきたいと思います。

1. 生態から見たうなぎとあなごの違い

1-1.うなぎの生態

うなぎとあなごの違いを少し専門的ですが生態から比較してみたいと思います。

うなぎは、ウナギ目ウナギ科です。見た目は、薄い黒色です。生息地は河川や下流域の河口部など淡水域に生息していますが、産卵期になると海に移動をします。そして、孵化をした稚魚は、淡水域に遡上し河川や下流域の河口部など淡水域で生活をします。

うなぎの生態

1-2.あなごの生態

あなごは、ウナギ目アナゴ科です。見た目は、うなぎと比べると色は薄茶色で薄い斑点があり、うなぎは、下あごが出ていますが、あなごは上あごが出ています。生息地は、海水に生息していますが、あなごの種類は多く砂泥底、岩礁付近、浅瀬、深海と種類によって様々です。お寿司屋さんなどで使用されるあなごはマアナゴという種類で浅い海の砂泥底に生息しています。

あなごの生態

1-3.うなぎとあなごの見た目の違い

 

色と模様について

うなぎ:

背中は黒みがかった灰色で、腹部は黄色がかった白という特徴は、泥底に潜む際に周囲の環境に紛れるための保護色と考えられています。

体表には細かい鱗があり、光沢があります。

アナゴ:

薄茶色の体色と白い斑点模様は、砂地や岩礁など、様々な環境に生息する種類がいることを反映していると考えられます。

種類によっては、体色や模様が異なるものもいます。

 

尾びれについて

うなぎ:

丸みを帯びた尾びれは、泥の中を動き回る際に推進力を得るのに適した形状です。

アナゴ:

尖った尾びれは、岩礁の間をすり抜けたり、砂に潜ったりする際に、体を支えたり方向転換をしたりするのに役立ちます。

 

その他の違い

顎:

うなぎは下顎が突き出ているのに対し、アナゴは上顎が突き出ている点が特徴です。

体形:

うなぎは円筒形に近い体形ですが、アナゴは種類によってやや扁平なものもいます。

まとめ

これらの特徴は、それぞれの魚の生息環境や生態に適応した結果と考えられます。うなぎとアナゴは、どちらも細長い体形で一見似ていますが、これらの違いに着目することで、それぞれの魚がどのような環境で生活しているのか、どのような生活を送っているのかを想像することができます。

2. 食文化から見たうなぎとあなごの違い

2-1.うなぎの食文化の歴史

   日本でうなぎを食べられていた歴史はかなり古く約5000年前の縄文時代と言われ  おり貝塚からうなぎの骨がみつかったそうです。万葉集で大伴家持(おおとものやかもち)が「石麻呂(いしまろ)に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻(むなぎ)とり食(め)せ」とあるように奈良時代から夏バテに唸後を食べる習慣があったようです。土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは江戸時代からという話もあります。古くから日本の食文化でうなぎが食べられていたことがわかります

うなぎの食文化の歴史

2-2.あなごの食文化の歴史

    あなごと言えば江戸前寿司の代表格でもあります。その歴史は、あまりよくわかりません。江戸前寿司の普及と共にあなごの需要も増えてきたのではないのでしょうか?江戸前寿司は東京湾で獲れる穴子、蝦蛄、たこ、蛤、車海老などを新鮮なうちに食べる習慣を確立しました。ふっくらと煮て煮汁から作るツメを塗って食べる習慣であなごを食べる需要も高まってきたようです。

あなごの食文化の歴史

3. 栄養価と味の特徴から見たうなぎとあなごの違い

3-1.うなぎは脂がのって栄養価が高い!

  うなぎの魅力は、何と言っても脂がのっていることです。炭焼き台で焼いたウナギは余分な脂を落としてもそのジューシーさが失われることはありません。そんなうなぎは、  栄養価がとても高いのです。他の魚にも含まれるレチノール(ビタミンA)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEなどビタミンが飛びぬけて多く含んでいます。特にレチノールはあなごも豊富に含んでいるとされていますが、その数値は、約5倍ともいわれています。その他にもカルシウムやEPA、DHAなども豊富に含んでいます。だから暑い夏にスタミナをつける意味で食べるのですね!

3-2.栄養がありながらヘルシーなあなご!

  あなごは、うなぎと比べると淡白でさっぱりしています。ですから、天婦羅などにしてもおいしく食べられます。淡白でさっぱりしているので煮汁から作る甘いツメなどで食べるとより、あなごの良さが引き立つのですね。そんな、あなごは、うなぎと比べるとビタミンは少ないですが、他の魚と比べると栄養価は高いです。またミネラル分のナトリウム、カリウムが豊富です。そして、うなぎと比較するとカロリー、炭水化物、脂質などが低いので栄養価が高くヘルシーです。双方に美味しいうえに、栄養もあり魅力的な食材です!

栄養素の説明

・ビタミンA:目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。

・ビタミンB1:食欲増進。疲労回復する働きがあります。

・ビタミンB2:皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きがあります。

・ビタミンD :カルシウムの吸収を助け丈夫な骨を作る働きがあります。

・ビタミンE :抗酸化作用により、動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防する働きがあるとされています。

・EPA:血液中のコレステロールを減少させる働きがあります。(成人に良いと言われています。)

・DHA:脳や神経の発達に役立つ働きがあります。(子供に良いと言われています。)

・ナトリウム:体内の水分量をいつも適切な状態に調節をしたり、神経や筋肉を正常に動かすために働きがあります。

・カリウム:細胞を正常に保つ、血圧を調整したりなどの働きがあります。

4. うなぎとあなご、あなたはどちら派?

ここまでいろいろと説明をしてきましたが、ぐるめ亭では、うなぎとあなごを用意しております。この暑い夏を乗り切るのにおすすめのうなぎとあなごをお召し上がりください。もちろんその他の旬のメニューもご一緒にご家族。ご友人と楽しくお食事いただければと思います。

 

ぐるめ亭の「大切りうなぎ」と「一本穴子」

大切りうなぎ

暑い夏には、うなぎ!夏バテ防止に!スタミナ満点のふっくらした大切りのうなぎ握りをご堪能ください。

一本あなご

ぐるめ亭の人気商品「一本あなご」。脂が乗った新鮮な穴子を、一本まるごとご堪能ください。身はふっくら、口の中でとろけるような食感がたまりません。

穴子一本握り