今回のテーマは「あさり」です。あさりは今の時期が旬で栄養価も高いです。子どもにも人気が高いあさりについて説明をしていきたいと思います。
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あさりの栄養価
あさりの栄養価について説明していきたいと思います。あさりは、良質なタンパク質、鉄分、ビタミンB12などを豊富に含まれています。貧血予防や疲労回復などに良いとされています。
【あさりの主な栄養価】
タンパク質
あさりには、体を作るために必要なアミノ酸がバランス良く含まれています。特に、メチオニンやタウリンといった必須アミノ酸が豊富に含まれているため、疲労回復や肝機能の向上に効果があるとされています。
鉄分
あさりは、鉄分の吸収率を高めるビタミンCも豊富に含んでいるため、貧血予防に効果的です。特に、女性の貧血や妊娠中・授乳中の鉄分不足の解消に役立つと言われています。
ビタミンB12
あさりは、貝類の中でも特にビタミンB12の含有量が多い食材です。ビタミンB12は、神経細胞や赤血球の形成に関与する重要な栄養素です。
その他
上記以外にも亜鉛、カリウム、カルシウム、セレンなどのミネラルも豊富に含まれています。これらのミネラルは、骨や歯の形成、筋肉の機能、免疫力の維持などに役立ちます。
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簡単で美味しいあさりレシピ
あさりの酒蒸し
あさり、酒、しょうゆ、みりん、にんにく、鷹の爪、バターなどを使いあさりをよく洗い、殻同士をこすり合わせて砂抜きをします。にんにくはみじん切り、鷹の爪は輪切りにする。
鍋に酒、醤油、みりん、にんにくを入れて中火にかけます。煮立ったらあさり、鷹の爪を加え、蓋をして5分ほど蒸し煮にする。あさりの口が開いたら火を止め、バターを加えて溶かすとおいしく食べられます。
あさりの味噌汁
あさり、だし汁、味噌、豆腐、ねぎを使用していきます。あさりをよく洗い、殻同士をこすり合わせて砂抜きをしてから、豆腐はさいの目切り、ネギは小口切りにします。鍋にだし汁、豆腐を入れて中火にかけて煮立ったらあさり、味噌を加え、さらに煮立て弱火にして5分ほど煮たら最後に葱を加えて完成です。
ボンゴレビアンコ(あさりのパスタ)
あさ、パスタ、白ワイン、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪に塩、胡椒の調味料を使用していきます。あさりをよく洗い、殻同士をこすり合わせて砂抜きをして、にんにくはみじん切り、鷹の爪は輪切りにします。フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて弱火で炒めていきます。香りが出てきたら白ワインを加え、アルコールを飛ばし。あさり、塩、こしょうを加え、蓋をしてさらに5分ほど蒸し煮していきます。最後にパスタを茹でグ材と合わせたら出来上がりです。
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あさりに関する豆知識
あさりは、潮間帯から水深10m程度の砂泥底に生息しています。日日本全国の沿岸域で漁獲されていますが、日本全国の沿岸域に広く分布していますが、特に九州や瀬戸内海で多く漁獲されています。熊本県: 八代海で養殖された「八代あさり」、福岡県: 有明海で養殖された「有明海あさり」、長崎県: 諫早湾で養殖された「諫早あさり」など九州で多く獲れます。また、兵庫県: 播磨灘や広島県: 瀬戸内海なども多く、関東や東海ですと千葉県: 九十九里浜や愛知県: 三河湾、静岡県: 浜名湖なども有名です。
あさりは、古くから食用として親しまれている貝類です。日本では、縄文時代から貝塚からあさりの殻が出土しており、弥生時代には、すでに食用として利用されていたようです。江戸時代には、養殖が盛んになり、庶民の間でも広く食べられるようになりました。特に、江戸湾で漁獲されたあさりは、「江戸前あさり」と呼ばれ、高級食材として珍重されました。
- あさりといえば潮干狩り
あさりは、春と秋が旬でその時期に大潮の時期に干潮を利用して潮干狩りを楽しむことが出来ます。一般的には、3月から5月頃と9月から11月頃がシーズンになり有名なスポットは、以下になります。
東京: 葛西臨海公園、お台場海浜公園
神奈川: 湘南海岸、江ノ島
千葉: 九十九里浜、太海
大阪: 泉佐野海水浴場、マーブルビーチ
兵庫: Suma Beach, Akashi Beach
アサリの潮干狩りを楽しむには、以下の持ち物が必要です。
バケツ:アサリを入れるための容器
熊手:アサリを掘るための道具
軍手:手を保護するための手袋
タオル:手拭きなど
今回は、あさりについて解説していきました。食べるのはもちろんですが、レジャーとしても楽しめる珍しい生物です。